マルコの大先輩の思い出。
今日は、ちょっと長々と語っているので苦手な方はスルーよろしくお願いします。
本日、5月14日は私の実家で一緒に暮らしていたラブラドールのポッキー(男の子)の命日なのです。
1994年~2005年の11年間、
我が家の大切な家族として、私の本当の弟のように、
いつもみんなを笑わせて癒してくれました。
ポッキーはマルコの大先輩にあたり、私の人生を決めた恩人(恩犬?)。
ポッキーと暮らしていなかったら、
私は獣医になろうと思わなかったし、
夫くんとも出会わなかったし、
マルコと暮らす事にもならなかった。
出会いとは、縁とは、本当に不思議ですね。
ポッキーは千葉県のとあるブリーダーさん宅で生まれ、
わずか5週齢でど田舎の我が実家にやって来ました。
(この週齢は現在では軽く違法ですねw)
性格はまさにラブラドール!という、人間大好きでかなりヤンチャな男の子でした。
学校が終われば、日が暮れるまでポッキーと妹とドロだらけになって遊んだ日々が懐かしい…。
しかし初めて一から犬を飼う我が家は、
1歳すぎて約40kgになったポッキーを扱うのに少々苦戦(^_^;)
訓練施設に半年ほど合宿に行ってもらい、ビシっとしつけていただきました。(もちろん飼い主も)
訓練の入ったポッキーはそれはそれはイイコになり、
その上、特にそういうモノに向いている性質の犬であったらしく、
県の訓練大会で入賞するほどの実力を発揮するまでになりました。
(競技は完璧にできたのに優勝できなかったのは、
田舎者すぎてよそ見が多かったかららしいです、笑)
ポッキーと暮らし始めた当時の私は小学5年生。
朝早くからポッキーと遊んで、暇さえあれば犬の本を読む(愛犬チ○ンプとか、犬飼いのエッセイとか、躾本…)
ちょっと変わった子供でした(笑)
敷地内同居をしていた祖父母の家にコリーがいたこともあり、
元々犬好きだったのですが、
ポッキーの可愛さから、犬に対する興味がよりいっそう強くなっていったのです。
当時からあった「WAN」という雑誌にポッキーの事を投稿したり、
その雑誌の文通友達募集コーナー(笑)というところで知り合った、
全国の犬好きさんと文通していた時もあったなぁ…( ̄▽ ̄)
素晴らしきネットのない時代…(笑)
私がはっきりと獣医になろうと決めたのは、中学生の頃。
父とポッキーと散歩中に、
捨てらた猟犬が車に跳ねられて道路脇に瀕死の状態で横たわっているのを、発見した出来事がキッカケでした。
初めて知った犬に関する世の中のダークな部分。動物医療の限界。
自分が少しでも変えられたらと。
(今はただ、マルコと一緒に夫くんのサポーターをやってるだけですが…)
獣医を目指すからには、それなりに勉強もしなくてはならないのに、
ものすごく厳しい部活動をしていた高校時代の私。
朝晩の部活動、休日もまた部活動。帰りも友達と遅くまでカフェでおしゃべり。
予備校にも通い始めたり。
ポッキーと遊ぶ時間はほとんど僅かな毎日でした…。
青春時代って誰でもこんなものかもしれないけど、
もう少しポッキーとの時間も作ればよかったと後悔しています。
無事獣医学科に合格して、
大学に通うため一人暮らしを始めると、
ポッキーと触れ合う時間はもっと減ってしまいました。
しかし離れてみると、
いかに毎日当たり前のようにそばにいてくれたのかが分かって。
すぐにホームシックならぬ、ポッキーシックになりました(笑)
たまに実家に帰ってポッキーに会えた時は、本当に嬉しかった!
(ポッキーよりも私の方が喜んでたなぁ。)
大学で得た知識を、実家の父と母に度々伝えては、
ポッキーが健康で少しでも長生きできるよう、離れた場所からいつも祈っていました。
今のマルコとの生活と比べると、
もっとあぁしてあげればよかった、
もっと一緒にお出かけすればよかったなぁ…という後悔はありますが、
当時出来るかぎりの事をしてあげてたと思うし、
家族みんな、ポッキーの事を本当に大切に思っていたのは間違いないです。
9年前の今日の事を思い出すと、やっぱり今でも泣きそうになるくらい悲しい…。
その時、私はまだ大学4年生で獣医学生生活も後半がスタートしたばかり。
自分の手でポッキーを救ってあげられなかった事が、当時は悔しくてたまらなかった。
初めて家族を失った衝撃に耐えらず、体調も崩してしまった…。
しかし、月日が経つに連れて、
徐々に悲しみよりも感謝の気持ちを多く抱けるようになってきました。
マルコのふとした仕草を見て、
ポッキーはこうだったね。と
楽しかった思い出を中心に話せるようになりました。
ペットロスにならないようにするには、
「犬とある程度距離を置くのがいい。」という意見もありますが、、、
まぁそんなの実際無理ですね。
思い切り可愛がっていいじゃないか、
ずっとそばにいたっていいじゃないか、
心の支えにしたっていいじゃないかと思います。
別れは本当に悲しい。
だけど、
一緒に過ごした日々はあんなにも楽しくて。
あの毛並み、あの手触りや、あの笑顔は、何年経ってもずっと覚えてて。
素敵な大切な思い出として、
今でも私の心を癒して暖かい気持ちにさせてくれます。
長々と書いてしまいましたが、
結局、何が言いたいのかというと、
「ポッキー、私に出会ってくれてありがとう。
ポッキーのおかげで今までも、これからも、私はきっとずっと幸せです。」
ということでした。
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